配偶者の収入がなくなった。その時妻はどうあるべきか。
我が家のことです。この度、旦那さんの収入が途絶えました。 理由は「仕事を辞めた」ことです。
派遣社員として働いていましたが、更新されず仕事がなくなりました。 その後、新しく正社員として仕事が決まったのですが、一ヶ月たたずとして仕事を辞めてしまいました。自己都合退職です。 理由は、当初の条件と賃金や勤務時間が異なったことによることだと考えられます。
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よかったね
私が彼に最初にかけた言葉です。私は彼が仕事を辞めてよかったと思っています。毎日、毎日仕事の愚痴を言い、仕事も大変そうでツラそうでした。仕事を辞めることでその負担から解放されるからです。ツライという事実に1日でも早く気がついて本当によかった。そして自分から「辞める」という決断ができて本当によかった。いろんな意味を含んだことでの「よかったね」という言葉をかけました。
でもそれは彼に対してではなく、自分に対して「彼の愚痴を聞かなくなってよかったね」とも置き換えられるのかもしれません。私は、彼のツライ話を聞いても、当事者ではないのでよくわかりませんでした。ただただ聞いているだけ。しかし、聞くと自分までも暗い気持ちになりマイナス思考になる。だけど、もうその愚痴も聞かなくて済むと思うと本当によかったと思えるのです。
好きなことすればいい
次に伝えたことは「好きなことをすればいい」ということを言いました。とりあえず「旅に出れば?」と言ったのですが、次の仕事を探すようです。
「好きなことをすればいい」と言えるのは、自分に一定の収入があるから言える台詞なのかなと思います。そして子供がいないということでも言える台詞なのかなと思います。でも、一方の収入が途絶えたときに一緒になって悲観的になってもしょうがないと思うのです。
「収入ないの?困るんだけど!」って言っても仕方ない。
「早く仕事みつけてよ!」っていっても仕方ない。
せっかくだから「すきなことすれば?」っていうのはおかしいのだろうか。それに対して「すきなことするにはお金がない」とか「とくにしたいことがない」とか言われるとそれこそがっかりする。
「ないないないない」って思うから「ない!」んだよ!
「あるあるあるある」って思えば「ある!」のに。
たくさんの「ある」をみつけて欲しい
仕事が「ない」という不足側からものごとをみるのではなく、たくさんの「ある」という充足側からものごとをみて欲しい。
・新しい仕事を選べるチャンスがある
・自分のこれからの生き方を選択できる力がある
・24時間を自由に使える時間がある
・新しい人との出会いがある
私の生き方のテーマでもある「いまを生きる」こと。
仕事がないということが「ピンチ」と思うか「チャンス」と思うかはその人次第なのだと思う。もし私が彼の立場ならここは「チャンス」だと思う。そしてたくさんの「充足感」を味わうだろう。
彼に「前向きだなぁ」と言われました。そうです。私は「前向き」です。後ろを向いてもしょうがない。過去を後悔してもしかたない。
配偶者の収入がなくなった。その時妻はどうあるべきか。正直、どうあるべきかわかりません。でも、私は前向きにとらえたい。
そんな妻がこの世の中にひとりぐらいいでもいいと思うのです。いまを生きるのです。
春日 深青(Kasuga mio)